開講のご案内
世界ではあらゆるところで、テロを含む人為的災害、自然現象等に起因した特殊な災害が
多発しております。最近の英国における神経剤「ノビチョック」による殺人未遂事件やマレ
ーシア・シリア・英国等における有毒化学剤によるテロ頻発や戦場での化学兵器の使用など
により、子供を含む市民や軍人等が多数死亡しています。また、日本の国内においても、
本年1月の群馬県・草津白根山の噴火による死傷者の発生等、連日のように「まさか」と思う
ようなテロや事件・事故が発生しております。2020年東京オリンピック・パラリンピックや
全国各地で開催されるビッグ・イベント等に備え、最近では、毒性化学物質等による化学テロ
を始めとしてCBRNE災害対策の重要性が認識されております。
そこで、今回は、これまで事業の一環として、進めて参りました専門化した「各種災害対策
担当者養成講習会」とは異なった、「CBRNEテロ・災害医療対策担当者養成講習会」(救命
救急医・産業医等及びCBRNE災害対策担当者等が知っておくべきこと)(1級認定コース)を
開講することと致しました。
今回の講習会では、災害と医療、化学テロ・化学災害、バイオテロ・バイオ災害、放射
線テロ・放射線災害、爆発物テロ・爆発物災害、消防と医療の連携などのCBRNE全般に亘る
対処能力の向上が出来る講習会を企画いたしました。
本講習会は、我が国のCBRNEテロ・災害対策の全般に亘って真に役立つ危機管理コース
(CBRNE危機管理者1級認定)と致しました。また、今回も日本医師会生涯教育制度の認定
を申請中です。
ご多忙中の折柄誠に恐縮に存じますが、奮ってご参加下さいますようご案内申し上げます。
平成30年11月 吉日
NPO法人 NBCR対策推進機構
会 長 片山 虎之助
理事長 井上 忠雄
付紙-1
第1回「CBRNEテロ・災害医療対策担当者養成講習会」
- 救命救急医・産業医等及びCBRNE災害対策担当者等が知っておくべきこと -
(1級認定コース)について
主催 NPO法人 NBCR対策推進機構
後援 公益社団法人 日本医師会(申請中)
最近、英国における神経剤「ノビチョック」による殺人未遂事件やシリア・イラク等ではサリン・マスタードガスや塩素などを使った化学テロ等が頻発しています。また、マレーシアの空港では猛毒のVXによる殺人テロ事件が起こっています。幸い我が国では1994・1995年のサリン事件以降、CBRNEを使用した大規模なテロ事案は発生していませんが、2015年には猛毒リシンを焼酎に混入させた殺人未遂事案や多くの化学災害事案等が起きています。一度CBRNEテロやCBRNE災害が発生すると多くの傷病者が発生します。地下鉄サリン事件では6300人が被害に逢い、その多くが280の病院で受診し、95余の病院に約1,000人が入院し加療を受けました。CBRNE災害では、検知・警報、防護、除染、医学的対応が重要ですが、特に生命の救出に関わる医学的対応が重視されています。平素からCBRNEテロ・災害等の関連情報を収集・評価し、最新の情報・経験を踏まえてテロ対策等を見直した訓練や講習を実施する必要があります。
今回の講習会では、化学テロ・化学災害、バイオテロ・バイオ災害、放射線テロ・放射線災害、爆発物テロ・爆発物害等CBRNE災害対策全般に亘る医療対策を主軸に、消防と医療の連携等を含め、対処能力の向上に真に役立つ対策等を現在、日本の夫々の分野で第1人者の講師の先生方に解説して戴きます。
■ 講習対象者
救命救急医、産業医、病院等医療危機管理担当者、保健所職員、消防関係職員、企業危機管理担当者、自治体危機管理関係者
■ 認定カード発行
講習修了時認定試験を行い、後日「CBRNE災害対策危機管理者認定カード(1級)」を発行します。
■ 講習日時等
講習日時 |
受付締切 |
定 員 |
平成31年2月3日(日)9:00~17:00 |
1月22日(火) |
100名 |
■ 細 部
※ 第1回「CBRNEテロ・災害医療対策担当者養成講習会」について 紙-1
※ カリキュラム 紙-2
※ 申込: 「申込書」によりFAXでお申込み下さい。 申込書: 付紙-3
※ 場所:ヒューリック浅草橋ビル3F講習会場案内図: 付紙-3
※ 締切:先着定員になり次第申込を締め切り,最小催し人員数20名以下の場合は延期し順延の通知。※ 費用:3万円(個人正会員:2万円 団体正会員:1.5万円)
付紙-2
■カリキュラム
日 |
時 間 |
科 目 |
講 師 |
2月 3 日 ㈰ |
0900~0910 |
※ オリエンテーション 弊機構 理事長 井上 忠雄 |
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0910~1000 |
1 CBRNEテロ・災害と医療対策の重要性 |
弊機構 理事長(元陸自化学学校長) 井上 忠雄 |
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1000~1100 |
2 バイオテロ・バイオ災害と医療対策 (質疑応答5分を含む) |
防衛医科大学校防衛医学研究センター |
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1100~1110 |
休 憩(10分) |
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1110~1200 |
3 CBRNEテロ・災害における消防と医療 (質疑応答5分を含む) |
モリタ㈱ 顧問(元東京消防庁防災部長) 伊藤 克巳 先生 |
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1200~1250 |
休 憩(昼 食) |
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1250~1350 |
4 災害と医療―化学災害の重要性 (質疑応答5分を含む) |
日本医師会 常任理事 石川 広己 先生 |
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1350~1440 |
5 化学テロ・化学災害と医療対策 (質疑応答5分を含む) |
医療法人社団元気会 横浜病院長 箱崎 幸也 先生 |
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1440~1530 |
6 放射線テロ・放射線災害と医療対策 (質疑応答5分を含む) |
国立研究開発法人 量子科学技術開発機構 執行役 明石 真言先生 |
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1530~1540 |
休 憩(10分) |
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1540~1630 |
7 爆発物テロ・爆発物災害と医療対応 (質疑応答5分を含む) |
杏林大学医学部救急医学教室 主任教授 杏林大学医学部付属病院 高度救命救急センター長 山口 芳裕 先生 |
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1630~1635 |
休 憩(5分) |
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1635~1655 |
8 試 験 |
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1655~1700 |
修了証付与 |
付紙-3
第1回「CBRNEテロ・災害医療対策担当者養成講習会」申込書
申込締切 |
平成31年1月22日(火) 先着順 100名 |
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申込先 FAX |
03-5829-6197 |
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申込者(団体名)等 | |||
参加者 ※ 楷書にて分かりやすくご記入下さい。 |
氏 名(ふりがな) |
所 属 |
職 名 |
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所 在 地 |
〒 | ||
連 絡 先 |
電話番号: FAX番号: |
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組織区分 ○でお囲みください |
NBCR対策推進機構: 個人正会員 ・ 団体会員 日本医師会:所属地区名 ( ) 官公所属: 自治体 ・ 警察 ・ 消防 ・ その他 |
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要望事項 |
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● 講習会場案内図 ヒューリック浅草橋ビル3F(ヒューリックカンファレンー3)
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16 TEL:03-5822-5971
←秋葉原駅
● 連絡先:
NBCR対策推進機構 〒111-0053 東京都台東区浅草橋 2-7-9 大森ビル2階
電話 : 03-5829-6187 FAX : 03-5829-6197 e-mail: nbcr-npo@tea.ocn.ne.jp
担当 : 執行役員:吉田
満、若森 崇史