設立から一年の活動状況

                  NPO法人 NBCR対策推進機構
                                                                            副理事長(総務) 加 藤 高 明

NPO法人は、平成17年5月26日に東京都石原慎太郎都知事から認可され、満一歳を迎えました。中野法務局に、平成17年6月13日に届け出て、法的手続きを完了し名実共に特定非営利活動法人として産声を上げました。

その後、中野都税事務所への手続きも終え、地下鉄東西線落合駅のすぐ近くの三武ビル6階に事務所を構えました。理事長以下、副理事長、各理事、監事及び事務局を加えて体制を整え、本格的な活動に入りました。

暑い夏に向かいクーラーの無い部屋で、汗を流しながらの悪戦苦闘の日々ではありましたが、三武サービス且ミ長のご好意により、間もなく冷暖房完備の2階のより広い事務所へ移動することができました。

1. 会員の状況

 活動を支えて下さる会員を、正会員(個人、団体)、賛助会員(個人、団体)及び名誉会員(個人、団体)に区分して募集を行い、平成18512日現在、次のような支援体制となっています。

正会員 団体: 14社     正会員 個人: 52名

賛助会員団体:  4社     賛助会員個人: 53名

これらの会員募集を達成した結果、事業遂行の基盤を創生することができました。

2. 事業の概要

(1) 設立シンポジュウム

平成17年9月27日に、細菌学の父北里柴三郎ゆかりの北里大学北里生命科学研究所において、当時の有事法制・防災担当の村田吉隆大臣をお迎えし、約200名の参加者を得てシンポジュウムを開催し、7名の講師による設立記念の講演会を行い、多大の成果を上げることができました。

(2) NBCR対処講習会の実施

  ア 第1回NBCR緊急対処講習会の実施; 平成171117日〜18

       初級管理者基礎コース  受講者 21名

  イ 第2回NBCR緊急対処講習会の実施; 平成18 119~20

       初級管理者基礎コース  受講者 16名

  ウ 第3回化学テロ緊急対処講習会の実施; 平成18 3月16~17

       中級管理者専門コース  受講者 30名

   それぞれに「受講修了証」を授与致しました。

(3) NBCR事案研究会の立上げ

ア NBCR防護機材・器具委員会を立上げ、会員の拡大及び検知・測定・除染等の関連器資材の選定普及を目指して以下の5分科会を組織化しました。

@ ライブラリー分科会 

A 海外情報分科会

B 各委員研修分科会

C 機器資材研究会

D EMP分科会

イ 安全保障研究会

ウ 安全経営貿易管理研究会

(4) 教育・訓練支援活動

ア 静岡県消防学校 特殊災害科教育支援;  平成17年1122

イ 東京都総合防災部 訓練支援;      平成17年1130

(5) 情報収集・提供活動

東京都に対して、放射線に関する情報提供及び情報交換会を合計3回にわたって実施しました。

(6) 講演等活動

  ア 陸上自衛隊医学実験隊での講演; 「日本のテロ対策上の問題点」

  イ 日米戦略会議フォーラム; 

「化学・生物テロ対策」フォーラムのパネリストとして参加

  ウ 福岡県が実施したテロ図上演習に参加;

  エ NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究会において、「NBCテロ対策」の講 

    演を実施しました。

3 運営会議及び広報等の実施

(1) 役員会の実施

当法人は、毎週火曜日午前に理事長を議長として副理事長以下理事、執行役員及び事務局を交えた役員会を開催し、主として短期的な運営方針検討及び当面の諸問題を解決しながら、当法人の維持発展に邁進しております。

(2) 機関紙の発行と会員との連携

月一回発行される「月刊セキュリティ研究」を当法人の機関紙として導入し、正会員及び団体賛助会員に送付しています。当NPO法人の活動を、毎号紙面6ページに渡り、論文発表、講習会記事及びその他の広報等を掲載しております。

(3) ホームページの開設による広報

当法人のホームページを本年4月に開設し、最新ニュース、機構の概要、セミナー報告、講座・訓練、情報、イベント、関連リンク先等の項目を設けて広報に努め、NPOの目的、活動報告、入会申込、連絡先等を明示しています。

アドレスは、http://www15.ocn.ne.jp/~cbern/  です。

4 業務の相互支援活動

(1)テロ災害・国民保護に関する特別無料セミナー」(東京会場)

当法人が主催で、SSAセキュリティ総合研究所の共催・企画による「テロ災害・国民保護に関する特別無料セミナー」を、平成18年4月24日に品川区総合区民会館(きゅりあん)で実施し、450名の参加を得ました。

当法人の井上理事長の挨拶と活動状況紹介に始まり、島田東京都危機管理監の祝辞、総務省消防庁国民保護・防災部長:小林恭一氏、独立総合研究所:青山繁晴氏、軍事評論家:江畑謙介氏、国立感染症研究所前所長:倉田毅氏の4名による講演と株式会社重松製作所、株式会社アイソテック及び日本電気株式会社等の企業によるプレゼンテーションとがメイン会場で行われ、又、別室ではNBCR危機管理関係企業11社による製品展示を行い、参加者からは強い興味と関心とを引きました。

(2)「危機管理体制構築のための訪米研修プログラム」を支援

(平成185月29日〜6月9日) 現在13名参加中

主催:米国公益法人 日米文化センター

共催:21世紀防災・危機管理研究所

後援:NBCR対策推進機構

当法人は、この企画を後援し参加者募集に協力し、訪米研修を支援しました。

5 今後の活動の方向

  当法人の今後の活動方針として、会員の更なる増勢を図りつつ、NBCRに対するセキュリティ問題に対処するため、国民の危機意識の高揚、危機管理体制の確立、防護対策のための教育訓練を重ねることにより、NBCR防護対策の基本を地方自治体、企業組織、住民等へ普及させます。

発足二年目としては、2ヶ月に1回開催する「NBCR緊急対処講習会」をより充実発展させ、高性能爆薬のテロ使用への対策として「爆発テロ対処の講習」、ダーティ・ボム等に対する「放射能テロ対処講習」及び炭疽菌等に対する「バイオテロ対処講習」等の専門のコースを設け、より高度の基礎知識と実習体験を通して国民の皆様の負託に応える所存です。特に今後の図上演習を主体とする教育・訓練を主軸にこれらを実行する予定でおります。

更に、講習会以外にもNBCREテロに如何に対処するか、国民の皆様を対象(家庭の主婦、児童を含む)としたマニュアル、及び海外に赴任する人と在外企業を対象としたマニュアルの作成にも着手しております。

       今後とも皆様の暖かいご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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